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自宅の敷地の中に昔の水路があったら?

こんにちは、ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

今回は「自宅の敷地の中に昔の水路があったら?」についてです。

「建物が建ってるのに水路なんてあるわけないじゃないか。実際敷地の中に水路なんて存在してないし。」って思いますよね。
そのとおり、敷地の中に水路の実物は存在しません。埋め立てられてそこに水路があったことすらわからなくなっていることがほとんどです。

ところが「公図」や「地積測量図」という図面を調べると、自宅の敷地の中に水路が存在していることが判明することがあるんです。
今は埋め立てられて跡形もなくなっていますけど図面にはたしかに水路が存在しているんです。

「水路があったって家は建ってるんだし何の支障もないけど?」
そうですね、実物は存在しないので普段の生活で困ることはないと思います。

困ったことになるのは建て替えなどで融資を受けるときや処分するときです。
自宅の敷地の中にある水路、これはご自身が所有する土地ではなく国や市町村などが管理する土地です。
ですのでそのままでは担保を付けられないですし、売ることもできません。

「じゃあどうしたらいいの?」
そういうときは払下げという方法があります。
測量して水路の位置を特定して譲ってもらうんです。
数十万円の費用と数か月の時間はかかってしまいますがご自身の土地にすることができます。

なかなか調べる機会はないですが、終活や相続についてご相談いただいたときに判明することが多いです。
判明したときは払下げをすることを検討してみてくださいね。

▲自宅の敷地の中にある水路は払い下げることを検討してみてくださいね。
2024/5/3

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